お疲れ様です。
ていたく(@teitaku_garden)です。
今回は日本成長株 注目銘柄として『トランザクション(7818)』について検討していきます。
*本記事に特定銘柄の購入を推奨する意図はありません。
トランザクション(7818)
企業概要
トランザクションは、顧客の要望に応じたデザイン雑貨を製造・販売するカスタムメイド雑貨事業と自社で企画製造した雑貨を卸業者やECサイトなどで販売するオリジナル雑貨事業の2つの事業で収益を上げるビジネスモデルです。製造は外部に委託しており自社工場を持たないファブレス経営の雑貨メーカーになります。(雑貨業界での売上高ランキングは7位に位置しています。)
主な製品群は下記はこちらです。
カスタムメイド雑貨事業
★イベント物販グッズ
⇒ライブ・コンサート会場のオリジナルグッズ
★キャラクターグッズ
⇒アニメ、ゲームのキャラクターグッズ
★セールスプロモーショングッズ
⇒企業のノベルティなど
オリジナル雑貨事業
★エコ雑貨、ヘルスケア&ビューティ製品
⇒マイバック、タンブラー、マスク、ミラーポーチなど
★トラベル関連製品
⇒低反発ピロー「かるラクーン」など
★ペットウェア関連製品
⇒リード、ハーネス、首輪など
株価情報【2021年2月26日時点】
2021年2月26日時点の週足チャートは下記になります。

主な株価指数は
PBR:3.32倍
利回り:1.69%
時価総額:330億円
決算情報【2021年2月日時点】
続いて決算情報の推移を見ていきます。
個人的な投資基準(成長株の場合)はこちらです。参考程度に見てください。
②売上高 前年比プラス成長(直近5年)
③営業利益 10%前後 or それ以上
④ROE 10%以上
⑤自己資本比率 40%以上
⑥営業CFが常にプラス域
⑦時価総額 500億以下
*下記 決算情報は『IR BANK』より引用しています。
売上高、営業利益(率)

売上高は2020年8月期までは順調に右肩上がりになっています。ただ2021年8月期は減収予想です。新型コロナの影響で「トラベル関連製品」と「カスタムメイド雑貨製品」の販売が低迷することが要因です。旅行者減少に伴うトラベル製品販売の低迷、イベント中止によるグッズ物販の供給がストップしている影響は大きいですね。一方で、レジ袋有料化に伴うマイバック需要増加、新型コロナ対策製品の販売、各種ECサイトでの販路拡大などのプラス要素もあることから、どこまで減収分を補えるかが重要です。
また営業利益率は2017年8月期 以降、10%overを維持しています。ファブレス経営により利益率は高いですね。移動型ファブレスで生産拠点を順次切替えることで製造原価の変動リスクを低減する施策を打ち出しています。
EPS、ROE

EPSは2016年8月期以降 順調に増加傾向ですが、今期はコロナの影響で前年比横ばいとなる予想です。ただ直近の決算発表において、第1四半期の売上高は前年同期比7.7%増、営業利益は前年同期比33.3%増となっている為、今期の業績予想より上ぶれになる可能性があります。
自己資本比率、営業CF

自己資本比率は毎年増加傾向で、2017年以降は70%overをキープしています。財務状況は投資家として比較的安心できる水準だと判断します。
営業キャシュフローは2015年以前は不安定でマイナス域になる年が多いですが、2016年以降はキャッシュフローをしっかり確保しています。2016年を起点に経営状況が良くなっている印象です。
結論
トランザクションは結論として・・・
個人的な投資価値は「優」ですね。(優)(良)(可)3段階
その理由は
①新型コロナの影響は色濃く残るものの、経済活動が本格的に再開すれば業績の拡大が期待できる。
②ファブレス経営により雑貨メーカーの中でも比較的 営業利益率が高い(2020年8月期は15%)
③雑貨業界の中でも財務状況が安定している企業である。(自己資本比率70%over)
ただ懸念材料としては、
新型コロナの終息時期は今だ不透明であり、経済活動の停滞が長引けば企業の成長戦略に大きな影響を及ぼすことが予想されます。
引き続き最新の業績推移を注視していきたいと思います。
以上参考になれば嬉しいです。
他のイチオシ銘柄についてはこちらの記事で書いています。

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では では
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