お疲れ様です。ていたく(@teitaku_garden)です。
今回は増配率+株価成長の両方に期待できる米国ETF「DGRW」の魅力について「VIG」と比較しながらご紹介したいと思います。
米国株クオリティ配当成長ファンド『DGRW』
DGRWとは
運用会社:ウィズダムツリー
設定日:2013年5月22日
資産総額:60億ドル*2021/7時点
株価:60 ドル*2021/7時点
配当利回り:1.73%*2020年の年間配当実績より算出
経費率:0.28%
「DGRW」一番の特徴は、配当成長+収益成長の両方に重点を置いているところです。
将来的に利益も配当も伸びそうな企業に投資するファンドということです。
ファンド自体は高配当(バリュー)株ではありません。どちらかと言えばグロース株投資になります。
私はこのファンドの「高い増配率」と「株価上昇」の両方に期待して投資しています。
『DGRW』と『VIG』の比較
「DGRW」への投資を検討するために、
連続増配ETFとして人気の高い「VIG」と比較してみました。
基本情報
VIG | DGRW | |
設定日 | 2006年4月 | 2013年5月 |
資産総額 | 600億ドル | 60億ドル |
経費率 | 0.06% | 0.28% |
株価 | 156ドル | 60ドル |
配当利回り | 1.47% | 1.73% |
*配当利回りは2020年の年間配当実勢をもとに算出しています
「DGRW」の方が配当利回りが良いですが、
経費率が0.28%と少し高い部分がネックです。
「VIG」は資産総額が圧倒的なので経費率もかなり低くなっています。
セクター比率
【VIG】セクター比率

【DGRW】セクター比率

(Yahoo Finance USAより引用)
セクター比率を見ると、
「VIG」は消費財(Consumer Cyclical)と金融(Financial Services)が多く
「DGRW」はヘルスケア(Healthcare)とテクノロジー(Technology)が多いです。
私は今後もヘルスケアとテクノロジーは伸びると考えている為、
「DGRW」のセクター比率には好感が持てます。
配当金推移
【VIG】2014年~2020年の配当金推移
VIGの配当金は7年間で1.45倍に増配しています。

【DGRW】2014年~2020年の配当金推移
DGRWの配当金は7年間で1.84倍に増配しています。

(Yahoo Finance USAより配当金データを引用)
DGRWの方が配当金の伸び率(増配率)が良いのがわかります。
VIG:約1.45倍
DGRW:約1.84倍
ただ、配当金の安定感は「VIG」に軍配が上がります。
さすが10年連続増配銘柄を集めたファンドですね。
DGRWはグロース株寄りなので年間配当にばらつきがあります。
「VIG」は過去の増配実績重視
「DGRW」は将来の増配期待重視
と言えるかもしれません。
トータルリターン

緑:DGRW 青:VIG
(www.etfreplay.comより引用)
*DGRWの設定日が2013年5月22日の為、比較可能な最大期間でチャートを表示しました。
ただ、注意すべき点として
チャートは切取り方によって印象が変わるという事実は知っておいてください。
例えば、2020年の1年間だけで比較した場合、
VIGの方がトータルリターンは高くなります。
2014年~2017年は「DGRW」が勝利、
2018年~2020年は「VIG」が勝利しています。

まとめ
今回は米国ETF「DGRW」についてご紹介しました。
「DGRW」は「VIG」に比べて長期目線では
・増配率が高い
・トータルリターンも良い
ということが分かりました。
「DGRW」は将来的にも高いリターンを期待させてくれるので私は米国ETFポートフォリオの一部として定期購入しています。
ただ「VIG」も非常に魅力的な投資対象です。
「DGRW」「VIG」はどちらも10年、20年と長期保有することで、「増配による配当利回りの上昇」及び「増配銘柄への資金流入による株価上昇」の両方のメリットを享受できる銘柄だと思います。
個人的には
「DGRW」⇒ 毎月定期購入
「VIG」⇒ 相場暴落時に一括購入
という投資方針が理想かなと考えています。
以上、参考になればうれしいです。
私の米国ETFポートフォリオについては毎月こちらの記事に書いています。

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では では
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