お疲れ様です。
ていたく(@teitaku_garden)です。
今回は日本成長株 注目銘柄として『アルファポリス(9467)』について検討していきます。
*本記事に特定銘柄の購入を推奨する意図はありません。
アルファポリス(9467)
企業概要
アルファポリスは、自社運営するWebサイト上に投稿された小説や漫画の中からユーザ評価が高いものを編集し書籍化。全国の書店および電子ストアなどで販売するビジネスモデルです。一定の人気が確認できたコンテンツを書籍化する為、販売リスクを抑えることができ、効率的な販売活動が可能になります。
また、売上高としてWebサイトの広告収入もありますが、広告収入は投稿者(作者)へ100%還元の為、収益のメインは書籍出版事業となります。
書籍のジャンル別売上高は漫画60%、小説30%、その他10%となります。また販売チャネルは電子書籍70%、紙書籍30%の比率になります。よってアルファポリスの稼ぎ頭は漫画(電子書籍)と言えます。*2020年度3Q時点
株価情報【2021年3月5日時点】
2021年3月5日時点の週足チャートは下記になります。

主な株価指数は
PBR:3.88倍
利回り:-%
時価総額:278億円
決算情報【2021年3月5日時点】
続いて決算情報の推移を見ていきます。
個人的な投資基準(成長株の場合)はこちらです。参考程度に見てください。
②売上高 前年比プラス成長(直近5年)
③営業利益 10%前後 or それ以上
④ROE 10%以上
⑤自己資本比率 40%以上
⑥営業CFが常にプラス域
⑦時価総額 500億以下
*下記 決算情報は『IR BANK』より引用しています。
売上高、営業利益(率)

売上高は2017年3月期以外は前年比2桁成長となっています。特に2021年3月期は巣ごもり需要により漫画(電子書籍)の売上が大幅に増加し業績を押し上げています。新型コロナ終息後もこの成長率を維持できるかが注目ポイントです。
営業利益率も2017年3月期以外は20~30%前後を維持しています。高利益率ですね。
*2017年3月期は「文庫本販売の不振」「関連書籍の返本等」により業績が低迷したようです。
EPS、ROE

EPSは順調に増加傾向です。(2017年以外…)
ROEも10%overを維持しています。(2017年以外…)
自己資本比率、営業キャッシュフロー

自己資本比率は2015年3月期以降は70%を超えています。ナイスです!当分は倒産リスクは低いですね。営業キャッシュフローも毎年プラス域をキープしています。
*2017年の業績低迷時も営業キャッシュフローはプラスを維持しています。
結論
アルファポリスは結論として・・・
投資価値は「良」ですね。
*(優)(良)(可)3段階
その理由は
①自社のWebサイト上で一定の人気が確認できたコンテンツを書籍化する為、販売リスクを抑えることができ、効率的な経営が可能。
②収益性が高い(営業利益率25%)
③財務状況が安定(自己資本比率80%over)
になります。
ただ懸念材料としては、
収益の柱である漫画(電子書籍)の販売は巣ごもり特需により好調に推移していますが、新型コロナが終息すれば需要が低迷する可能性も考えられます。業績の推移は注視する必要がありそうです。
アルファポリスは、個人が作者(クリエーター)として成功するためのサポートをしてくれる企業という印象です。企業と個人がタッグを組み良質なコンテンツを生み出すことで、日本の漫画文化をさらに発展させていただきたいと思います。私も微力ながら応援したいと思います。
以上、参考になれば嬉しいです。
他のイチオシ銘柄についてはこちらの記事で書いています。

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では では
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